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バンクシアの響き

時代が急展開している今、
人間社会の新旧交代にまつわる出来事の本質をトータルヘルスデザイン 近藤洋一が考察します。

8月 つながり(5)

医学の進歩は日進月歩、医療施設もかつてないほど充実しているにもかかわらず、国民医療費が、年々右肩上がりに上昇しているのは一体どうなっているのでしょうか?

私たちは「病気は悪である」かのごとく、病気を目の敵にしてわが身から追い出そうとしています。「健康と病気とどちらが良いか」と問うと健康が良いに決まっていますが、“一病息災”ということもあります。病気とは一体何なのでしょうか?

病気を治す

体にどこか一つ弱いところをかかえていて持病が一つくらいあるほうが、病気にならないようにいつも体のことを気遣っていて、あまり無理をすることがないので体は長持ちするということはよくあることだと思います。

病気を目の敵にするのではなく、病気を友として生きるということになりますから、決して病気は悪ではないということになります。健康と病気はまったく別々のことではなく、つながっているのです。

病気に感謝すると病気が治るということもよくあることです。

いま限りなく病気が蔓延している背景には「病気を治して健康になる」という先入観念があるように思われます。すなわち病気を忌むべきものとして、どこか調子が悪いと、すぐに病院のお世話になったり、薬を飲んだり、という習慣が根付いていることが背景にあるように思うのです。

病院で検査を受けて悪いところを指摘されると、気になるものです。薬を処方されてよくなることもある一方で、必要以上に病気のことを「気」にしていると、どんどん悪くなるということもあります。

「イメージしたことが現実になる」という真理がありますが、「病気を治す」という言葉をイメージすると何が起こるのでしょうか?

「治す」という動詞はイメージできませんから、不安に駆られながら「病気を治したい」と強く思っていると、その人の右脳には「病気」がイメージされることになり、皮肉なことに病気が実現することになります。現代社会のかかえている大きなテーマだと思うのです。