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バンクシアの響き

時代が急展開している今、
人間社会の新旧交代にまつわる出来事の本質をトータルヘルスデザイン 近藤洋一が考察します。

 

キーワードは響き

いま超高齢化社会の真っただ中にあり、社会は激しく揺れ動いています。こんな激動期だからこそ、イキイキワクワク楽しく生きていくための心構えと知恵、そして志を共有する仲間をもつことが大切になってくるように思うのです。
「楽しい」という字をよく見ると、「木」の上に「白」が乗っています。「白」というのは太鼓を意味していて、昔の人は近隣の人に何か必要なメッセージを伝えるときには、木の上に置いた太鼓を打ち鳴らしたという故事によっているのだそうです。太鼓の音を聞いた人は、その「響き」のあり方から、メッセージの内容を読み取ったのですね。
「国民白書」「科白」「白状」「愛の告白」という表現がありますように、「白」という字には「伝える」という意味があるのも興味深いところです。
「楽」という字は元来「樂」と書きます。太鼓(白)の両側にある「幺」と「幺」は鈴を表わしているのだそうです。「樂」という字からは、そばにいる人が太鼓の響きに合わせて鈴を振り、太鼓が伝えようとするメッセージをますます楽しくしている感じが伝わってくるのではないでしょうか?
「響」という字は「郷の音」です。ふるさとの波動は心に響くのですね。
石川啄木は
“ふるさとの 訛りなつかし停車場の 人ごみの中に そを聴きにいく”
と詠んでいます。
「響き」という言葉を英語にするとSoundですが、Soundには健康という意味があります。よく響く心身にこそ健康が宿っているということなのでしょう。


想いが実現する

昔の人は太鼓の響きで、大切な情報、大切なメッセージを伝え合い、お互いの絆を強くしていったのでしょう。興味深いのは、「情報」という言葉は、明治以前には日本に存在しなかったらしいということです。
 明治時代、森鴎外がクラウゼヴィッツの「戦争論」に出てくるNachrichtというドイツ語を「情報」と訳したのが始まりなのだそうです。
 高度情報化社会という言葉からは、コンピューターを背景として得られるメッセージを積極的に活用していく社会という印象を受けますが、「情報」という言葉はもともとは軍事用語だったのです。
 「情報」を意味する英語のInformation、Intelligenceという言葉からは、戦術とか戦略とか情報機関とか、どこかキナ臭い響きが漂ってくるのではないでしょうか?
 軍事用語とは一線を置いて、情報という言葉のもつ意味を考えてみたいと思います。
「情」というのは青く澄み渡った心、「報」は報いすなわちフィードバックを意味する表現としますと、「情報」というのは「青く澄み渡った純粋な心から発信される想いの波動が、世界の隅々にま
でいきわたり、発信する人に必要なメッセージが返ってくること、すなわち情が報いられること」となります。
 『切なる思いはかなうもの』と言われるように、波動として発信された切なる想い(A)は、この宇宙空間を飛び交い、出会うべき相手をじっと待ちます。あるとき、その想い(A)にふさわしい想いを抱く波動(B)と出会うことになります。
 AとBは相棒同士ですから、お互いに共振共鳴することになり、想い(A)にふさわしい現実が現れることになります。要するに思いが実現したわけです。
 男女が赤い糸で結ばれるという表現がありますが、宇宙のサポートが感じられるのではないでしょうか?
鶏が卵を産む様子を表現する《そつたくどうじ》という言葉があります。
 卵の中にいる雛が卵から出るべきタイミングがやってくると、中から雛が卵をつつくのだそうです。と同時に親鳥もその瞬間を察知して、外側から卵をつつくと、殻が破れて雛が出てくるというのですが、親子間の絶妙な叡智を感じるのではないでしょうか?
 これは自然の摂理ですから、人間の世界にも同じようなことが起こっているように思えます。ジャストタイミングで物事がうまくいくことがありますね。私たちはこれをシンクロニシティと呼んでいます。
 とは言え、思ったことが現実化するまでには長い時間がかかったり、ノイズが紛れ込んだり、忘れたころに求めていた情報が得られたりと、やすやすとはいかないのが常のように思います。
 しかし最近になって様相が少し変化していて、あっという間に思いが実現したり、求めていた情報が得られるまでの時間が大幅に短縮していたり・・・ということが起こり始めたように思われます。
宇宙と人間の在り様が変化しているようなのです。
 従来は、人が思ったことは、一旦潜在意識にインプットされ、表面意識に出てくるまでにずいぶん時間がかかるという意識のメカニズムが働いていたようなのですが、最近は、潜在意識のエネルギーの壁が薄くなりつつあり、思ったことがすぐに現実になることが増えつつあるようです。