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バンクシアの響き

時代が急展開している今、
人間社会の新旧交代にまつわる出来事の本質をトータルヘルスデザイン 近藤洋一が考察します。

地球の恵み(2)

人体には、138億年前に宇宙が誕生して以来現在に至るまでの進化の足跡が刻み込まれているという興味深い見方があることを、前月号でご紹介いたしました。
鉱物から植物、植物から動物、そして動物から人間へと進化した過程で体験した足跡が、人体を構成する60兆の細胞そしてすべての器官に刻み込まれていて、固有の働きをしているというのです。
中でも人間の生命活動の基礎は植物時代にあり、植物性器官をコントロールしている自律神経が大きな役割を果たしていると考えられます。その自律神経を病んでいる人が激増していて、現代人の健康に暗い影を投げかけているのは周知の通りです。



酸素の功罪

地球上に植物が誕生し光合成によって酸素を生成するまで、地上には現在のように大量の酸素は存在していなかったと考えられています。無酸素状態で生息していた生物たちにとっては、植物が吐き出す酸素は猛毒だったので、多くの生命体は絶滅していきました。
やがて酸素をエネルギー源とする生物が生まれ、現在のような地球環境になりました。
人間も、食べたものを呼吸によって取り入れた酸素で燃やすことによってエネルギーにしていますね。
余った酸素は、酸化力に富んだ活性酸素となり、体内に侵入してきた有害な細菌や異物を攻撃・除去するために働きます。病気を未然に防ぐ上での独特の防御機構が出来上がったのでした。
しかし良いことばかりではありません。深刻な問題が浮上してきたのです。
体内で必要以上に発生した活性酸素は、細胞の中に存在する酵素などによって分解されることになるのですが、
分解しきれない活性酸素が体内に拡散すると、反応性が著しく高いため、自らの肉体を攻撃することになります。
攻撃を受けた細胞膜の不飽和脂肪酸は過酸化脂質となって、さらに隣接物質を酸化するという悪循環に陥ってしまうことになります。このようにして発生した活性酸素はガンを始め動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病など様々な難病の原因になることが知られています。

余分に発生した活性酸素が細胞を損傷していくわけですが、そうならないためにも発生した活性酸素を即座に除去する必要があります。
元気でいきいきと生活していれば、生体内に存在するスーパーオキサイドディスムターゼなどの抗酸化酵素が働き、問題は未然に防げるのですが、過剰なストレスや不自然な食習慣などによって免疫力が低下していると、体内の抗酸化酵素が減少してきて、難病の標的になる可能性が出てくるわけです。


鉱物時代

植物によって酸素が合成される以前は、地上には酸素は存在せず、そこは完全還元の世界であったと考えられています。
地球の内部に存在する磁鉄鉱には莫大な還元能力があることが知られています。すでに廃坑になっている釜石鉱山にあるトロッコ用の線路は新品のようにピカピカに光っているそうです。この線路は湧き出してきている水にいつも濡れているのですが、全く錆びないのです。 この鉱山は磁鉄鉱でできていて、水は何年もかけてこの磁鉄鉱の中を通過してくるのだそうです。
〈島博基「分子と心の働きを知れば本当の健康法がわかる」(パレード)をご参照ください。〉
鉄は地球の内部にある限り錆びないと言われています。地表に出てくると地磁気の還元能力が低下するので、酸素による酸化作用を受けて錆び始めるのです。
元来私たちの暮らしている地上世界は、還元作用と酸化作用が微妙なバランスを保っていたのですが、近年になってこのバランスが崩れ、酸化作用が強まり、私たちの健康が蝕まれつつあると考えられています。

現代社会には、「酸素が悪役として働いている」、そんな傾向があるのですその一方で還元作用をもつ地磁気が、ある種の鉱物、岩石から強力に放射されていることが明らかになりつつあります。
日本列島はユーラシアプレート、北米プレート、フィリピン海プレート、太平洋プレートの4つのプレートが激しく活動しているため、昔から地震や火山活動による被害をこうむってきました。
しかし悪いことばかりではありません。このことは巨大なエネルギーが大地に満ちていることを意味しています。古来貴重な鉱物・岩石が採掘されるところには癒しのエネルギーに満ちた湯治場があり、多くの人が岩盤浴を楽しむことで元気を回復しておられます。
最近になって岩盤から発振される電磁波の研究が進み、農業、情報通信、工業、医療を始め様々な分野における応用技術が開発されています。