トータルヘルスデザイン公式サイト

バンクシアの響き

時代が急展開している今、
人間社会の新旧交代にまつわる出来事の本質をトータルヘルスデザイン 近藤洋一が考察します。

「気」の話(1)

私どもでは、創業以来、「元気の力を暮らしに生かす」を社是、すなわち会社の基本理念とさせていただき、今日に至っています。
 未来永劫、「元気の力」に満ちあふれた商品をご提供させていただくこと、そして人を癒し、万物を活性化するために必要な情報、知識、知恵、技術をご提供させていただくことによって皆様のお役にたちたいと願っています。
 普段、私たちは何気なく「元気」という言葉を使っていますが、この言葉は非常に大切なことを表現しているように思われます。
 「元気」とは何なのでしょうか? そして「元気の力」は何に由来しているのでしょうか? 以下このことについて考えてみることにいたします。

宇宙のプログラム

今から138億年前、この宇宙はビッグバンと呼ばれる大爆発とともに誕生したと言われています。この急激な膨張期に、クオークやレプトンなどの基本的な素粒子が生まれ、そして原初の物質が生成し、やがて物質世界が形成されていったというのが現代物理学の教えるところです。
宇宙を急激に膨張させた原初のエネルギーが、やがて地球を創造し、生物を生み出していったというわけです。
 宇宙を誕生させた最初の一撃とは何だったのでしょうか?最初の一撃でその後の宇宙のすべてが決まってしまった可能性があるわけですから、明確にしておきたいと思うのです。
 身の回りの出来事として、ゴルファーの一撃を食らったゴルフボールの軌跡について考えてみることにいたします。
 ゴルファーの打ったゴルフボールがこれからどのような軌道を描いて、どこに飛んでいくか、その行方はボールを打った瞬間、最初の一撃によって決まってしまいます。風が吹いて右に行ったり、左に行ったり、樹にあたったり…などなど、いろんなことがありますが、ゴルフボールにとって、それらはすべて出会いすなわち縁であって原因ではありません。ゴルフボールの運命はすべて打った瞬間に決まってしまいます。
 打ったが最後、いくら大声で叫んでみても、ゴルフボールの運命は初期条件によって決定してしまい、その変更は効かないというのがこの世の掟です。
 打つ瞬間すなわち初期条件を決めるものとしては、スタンスやグリップ、その場の雰囲気など様々な要因がありますが、すべてはゴルファーの心のあり方、すなわちゴルファーの意思に行きつきます。
 ゴルフと宇宙を一緒にするのはけしからんとおしかりを受けそうですが、「プログラムは初期条件によって決まる」という点では、物質宇宙においても同じことが言えるように思います。
ゴルフボールがどこに行くかは、ゴルファーの意思によって決まり、同じことが宇宙の場合にも起こっているとしたら、これから先、私たちの物質宇宙がどのような軌跡をたどって変化していくかは「宇宙の意思」によって決まってしまっているということになります。
 銀河系、太陽系、そして地球を創造し、そこに鉱物、植物、動物を経て人間を生み出した宇宙のプログラムが、偶然出来上がったとはとても思えませんね。
 コンピューターの部品をバラバラにしたまま放置しておいたら、ある時コンピューターが出来上がっていたというのはありえない話ですが、それ以上にありえないのではないでしょうか?
 宇宙誕生には非常に多くの不確定要素がありますが、いろいろな条件が整い、そこに“ゆらぎ”が生じると秩序が生まれ私たちの物質宇宙が誕生したという説があります。「宇宙の意思」を感じるのではないでしょうか?
 偶然とは思えない素晴らしい秩序を形成しながら生成発展している、私たちの宇宙は頼もしい限りですね。
 この地球上に人間が存在するというのは、単なる偶然ではなく、宇宙誕生の時にすでに、知的生命体としての人類が地球上に登場するというプログラムが出来上がっていたのかもしれません。
 そこで私どもでは“宇宙の初めに意思があった。宇宙の意思にもとづいて、この宇宙は生成発展し、あるとき人間が登場し、今日の姿に成長した。宇宙は万物に「元気の力」をプレゼントしてくださった。「元気の力」は「宇宙の意思」なのだ”という考え方にもとづいて「元気の力」をイメージし、社是とさせていただいているのです。

「元気の力」は「宇宙の意思」

138億年前の宇宙誕生の地点に向かって上流へ上流へと、すなわち過去へ過去へとさかのぼり、イメージしていきますと、ついに私たちの故郷・宇宙誕生の時空にまで行き着きます。現在だけを見てみますと、私たち一人ひとりは別々のイノチを生きているように見えますが、そこではすべてのイノチはひとつだったことに気づかされます。
 宇宙誕生の時、すべてのイノチが一体となって存在していて、すべてはそこから出発しているわけですから、この地球上のすべての存在、すなわち山や川、草や樹木、そして動物、人間に至るまで、すべての存在、すべてのイノチには「宇宙の意思」がインプットされているということになります。
 その割にはこの地球上で、同じ人間同士がいがみ合い、戦いを繰り広げるなど「宇宙の意思」に反するような厄介な問題が、続々と起こっているようですがどうなっているのでしょうか?
 人間以外のすべての存在、すなわち鉱物、植物、動物は「宇宙の意思」のままに生きて何の問題もないようですが、人間だけが反自然行為を繰り返し、地球上に様々な異変を引き起こしているように見えます。
 「猿も木から落ちる」ということわざがありますが、猿は木から落ちないということが前提となって、このことわざは存在しているのでしょう。猿は木から落ちないというのが宇宙の意思で猿は素直にそれに従っているから何の問題も発生しないのですね。
 人間なら「弘法も筆の誤り」ということになります。たとえが悪いですが、弘法大師のように人知を超えた境地に達した人にして初めて、猿の境地すなわち「宇宙の意思」に達することができるということになります。
 「宇宙の意思」という立場からみると、人間は間違いばかりして、とんでもない宇宙不幸者のようにも見えますが、別の観方をすると、人間には間違う自由、すなわち道を踏み外す自由が与えられているということでもあります。
 ただ当たり前に道の上を歩いていても、それが道であることには気づかないものです。道を踏み外すことによって、はじめて道が見えてくるのだと思います。
 この宇宙は初期条件によってすべてが決まってしまう単なる“物質宇宙”ではなく、人間には及びもつかない“無量の叡智によって生み出された宇宙”であるとしたなら、また別の未来が見えてくるのではないでしょうか?